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文献概要
今月の主題 動きながら考える内科エマージェンシー ターニングポイントの判断
呼吸困難と喘鳴—心不全か喘息か?
著者: 野口善令1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院総合診療部
ページ範囲:P.832 - P.834
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急性左心不全(肺水腫)のなかには喘鳴のみで湿性ラ音を聴取しないものがあり,心不全か喘息かの鑑別で迷う場合がある.
喘鳴は心不全の存在を除外しない.
心不全(特に左心機能不全)を疑わせる病歴や身体所見があれば,まずその治療を試みる.
他方を完全に除外してどちらかに決める必要はなく,可能性が高いと思われるほうの治療から試みる.
急性左心不全(肺水腫)のなかには喘鳴のみで湿性ラ音を聴取しないものがあり,心不全か喘息かの鑑別で迷う場合がある.
喘鳴は心不全の存在を除外しない.
心不全(特に左心機能不全)を疑わせる病歴や身体所見があれば,まずその治療を試みる.
他方を完全に除外してどちらかに決める必要はなく,可能性が高いと思われるほうの治療から試みる.
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