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カラーグラフ 消化管内視鏡検査—知っておきたい基礎知識・5
食道疾患アラカルト
著者: 小山恒男1 宮田佳典1 都甲昭彦2
所属機関: 1佐久総合病院内科 2佐久総合病院外科
ページ範囲:P.908 - P.911
文献購入ページに移動胎生期の食道は円柱上皮で構成されているが,胎生後期に扁平上皮に変わる.この扁平上皮化は中部食道から始まり口側,肛門側に向かうため,頸部食道(Ce)と腹部食道(Ae)に異所性の胃粘膜が残るとされている.
異所性胃粘膜は境界明瞭で扁平な類円形の発赤病変であり,その表面は平滑である.よく見ると辺縁部に扁平上皮が乗り上げている.また近接観察すると内部に小型のpitを認めることができる.
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