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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻6号

2001年06月発行

文献概要

今月の主題 臨床に活かす免疫学 疾患理解のために—これだけはおぼえておきたい免疫応答メカニズム

自己免疫寛容の成立—どうして自己抗原に反応しないのかを理解する

著者: 清水千織1 中山俊憲1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究科免疫発生学

ページ範囲:P.960 - P.963

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ポイント
 免疫寛容の誘導メカニズムとして,1960年代に大きく3つが提唱された.①胸腺内における自己反応性T細胞の排除(clonal deletion),②末梢におけるT細胞の反応性(clonal anergy),③抑制性のT細胞による抗原特異的免疫反応の抑制(active suppression)である.それぞれを支持する実験結果が報告されているが,本稿では最もよく解析の進んでいる①について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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