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文献概要
今月の主題 臨床に活かす免疫学 疾患理解のために—これだけはおぼえておきたい免疫応答メカニズム
アレルギー反応
著者: 小林佳美1 茆原順一1
所属機関: 1秋田大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.970 - P.973
文献購入ページに移動アレルギーとは抗原・抗体反応に起因した免疫反応であり,細胞,組織,臓器が障害を受ける病的現象である.遺伝的素因と環境因子による相互作用にて惹起される.
アレルギーの発生機序によって分けられたGellとCoombsの分類が幅広く用いられ,I型からIV型に分類されている.それぞれに該当する疾患や関連検査を表1にまとめた.臨床の場でアレルギーという場合,多くは1型アレルギーを指すことが多く,II〜IV型は免疫疾患として区別されることが多い.
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