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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻6号

2001年06月発行

文献概要

今月の主題 臨床に活かす免疫学 疾患理解のために—これだけはおぼえておきたい免疫応答メカニズム

血管炎における好中球の役割

著者: 神谷康司1 有村義宏2 中林公正2

所属機関: 1西東京警察病院内科 2杏林大学医学部第1内科

ページ範囲:P.975 - P.977

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ポイント
 抗好中球細胞質抗体(ANCA)の代表は,MPO-ANCAとPR 3-ANCAである.
 PR 3-ANCAはWegener肉芽腫症に特異性が高く,MPO-ANCAは顕微鏡的多発血管炎(MPA),Churg-Strauss症候群,特発性壊死性半月体形成性腎炎などに陽性例が多い.
 ANCAはサイトカインの存在のもとで好中球を過剰活性化し,壊死性血管炎をもたらす.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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