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今月の主題 臨床に活かす免疫学 自己免疫疾患 自己免疫疾患—各論
全身性エリテマトーデス
著者: 倉沢和宏1
所属機関: 1千葉大学医学部第2内科
ページ範囲:P.989 - P.991
文献購入ページに移動全身性エリテマトーデス(SLE)の発症には,リンパ球の活性化異常,自己抗体の産生が関与している.
SLEの診療では,臓器障害および活動性の評価が重要である.
SLEの臓器病変はすべての臓器に起こりうるが,腎,中枢神経が特に起こりやすい.
SLEの活動性の評価には臨床症状のほか,補体値,抗DNA抗体値など免疫学的指標を用いる.
SLEの治療ではステロイドなどの免疫抑制剤を使用するが,その使用法は臓器病変,活動性により決定される.
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