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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻6号

2001年06月発行

文献概要

今月の主題 臨床に活かす免疫学 自己免疫疾患 自己免疫疾患—各論

Sjögren症候群

著者: 松村竜太郎1

所属機関: 1東邦大学医学部付属佐倉病院内科

ページ範囲:P.1001 - P.1003

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ポイント
 乾燥症状の自覚の有無を問わない新しいSjögren症候群の診断基準が提唱され,一般に用いられている.
 本症候群の唾液腺炎,涙腺炎においては,主として活性化したCD4陽性T細胞が浸潤している.
 唾液腺,涙腺の導管上皮が,抗原提示細胞としてT細胞を活性化し,さらにアポトーシス関連分子を新たに発現し,自らアポトーシスに陥ると考えられる.
 上皮細胞が炎症のターゲットとなり,その変化が病変成立に重要であることから,本症候群を自己免疫性上皮炎として理解できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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