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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻7号

2001年07月発行

今月の主題 内科医が知っておきたい外科的治療のUpdate

消化器外科

炎症性腸疾患に対する外科治療

著者: 藤井久男1 石川博文2 小山文一2

所属機関: 1奈良県立医科大学中央内視鏡部 2奈良県立医科大学第1外科

ページ範囲:P.1162 - P.1166

文献概要

ポイント
 潰瘍性大腸炎に対する外科治療は,良好な成績が得られるようになった.
 潰瘍性大腸炎に対する最も標準的な手術術式は,大腸全摘・直腸粘膜抜去・回腸嚢肛門吻合術(IAA),または大腸亜全摘・回腸嚢肛門管吻合術(IACA)である.
 Crohn病に対する外科的治療は,内科的コントロールが困難な症状や合併症に対する処置を軽減消失し,QOLを高めることを目的として行われる.
 Crohn病の限局した小腸狭窄病変に対しては狭窄形成術が行われる.
 近年,炎症性腸疾患に対し,より侵襲の少ない腹腔鏡補助下手術が試みられるようになってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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