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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻7号

2001年07月発行

文献概要

今月の主題 内科医が知っておきたい外科的治療のUpdate 泌尿器科

尿路結石に対する破砕術

著者: 伊藤恭典1 安井孝周1 郡健二良1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1187 - P.1189

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ポイント
 結石破砕装置の多くで無麻酔治療が可能であり,入院をせず外来治療を行っている施設が増加している.
 1度の治療で数千回の衝撃波を当て,治療時閻は30分〜1時間30分である.
 合併症には肉眼的血尿,腎被膜下血腫,stone street,高血圧症がある.
 自然排石を期待できる大きさ(長径8mm,短径5mm以下)であっても,瘤痛発作が頻回な場合,3ヵ月して自排しない場合にはESWLを行う.
 禁忌は妊婦の結石,破砕されても排石されない結石,未治療の発熱を伴う上部尿路感染を合併する結石,未治療の出血傾向のある患者である.
 完全排石しても10年で約半数の患者に結石の再発がみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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