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今月の主題 Cognitive Disorder—内科医が知っておくべき認知機能障害 cognitive disorderとは
認知機能障害に生理検査はどのように役立つか
著者: 大澤美貴雄1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター神経内科
ページ範囲:P.1296 - P.1300
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▶大脳誘発電位のフラッシュ法視覚誘発電位と聴性中間反応は,Alzheimer型痴呆でのコリン作動性ニューロンの機能評価に有用である.
▶事象関連電位は,情報処理の時間的推移や各処理過程間の時系列に関する情報をオンラインかつリアルタイムで検討しうる.
▶P300は,意識的・統御的な情報処理過程を反映し,軽微な認知機能障害の生理学的指標として有用である.
▶mismatch negativityは,自動的な早期の情報処理過程を反映し,乳幼児や昏睡患者においてもその認知機能障害の予後判定に有用である.
▶N200は,注意制御過程で刺激同定後の分類過程を反映する.
▶大脳誘発電位のフラッシュ法視覚誘発電位と聴性中間反応は,Alzheimer型痴呆でのコリン作動性ニューロンの機能評価に有用である.
▶事象関連電位は,情報処理の時間的推移や各処理過程間の時系列に関する情報をオンラインかつリアルタイムで検討しうる.
▶P300は,意識的・統御的な情報処理過程を反映し,軽微な認知機能障害の生理学的指標として有用である.
▶mismatch negativityは,自動的な早期の情報処理過程を反映し,乳幼児や昏睡患者においてもその認知機能障害の予後判定に有用である.
▶N200は,注意制御過程で刺激同定後の分類過程を反映する.
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