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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻9号

2001年09月発行

文献概要

今月の主題 内科医ができる癌患者への対応 感染症への対応

低ガンマグロブリン血症と感染症

著者: 森茂久1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター第2内科

ページ範囲:P.1488 - P.1490

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ポイント
 癌患者にみられる低ガンマグロブリン血症には,悪性腫瘍に本来伴うもの(胸腺腫,慢性リンパ性白血病,多発性骨髄腫など)と,抗癌剤投与の影響によるものに分けられる.
 低ガンマグロブリン血症では,肺炎球菌,インフルエンザ菌などのように夾膜をもち,食菌に抵抗性の細菌による感染に弱い.
 長期的に抗癌剤を投与されている患者をケアする場合には,定期的にlgG,lgA,lgMを測定し,総ガンマグロブリン値0.5g/dl以下を一つの目安に,免疫グロブリン製剤の投与を検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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