文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医ができる癌患者への対応 その他の臓器の異常への対応
悪性腫瘍に伴う腎症
著者: 平山浩一1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科
ページ範囲:P.1511 - P.1514
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悪性腫瘍による糸球体病変は,固形腫瘍では膜性腎症が,Hodgkin病では微小変化型ネフローゼ症候群が代表的ではあるが,様々な糸球体病変が合併する可能性がある.
血栓性微小血管症では溶血性貧血,血小板減少,急性腎不全の像を呈し,その原因として固形腫瘍,造血器腫瘍,抗腫瘍薬がある.
悪性腫瘍に伴う腎障害は,腫瘍の直接的・間接的障害によるものと治療に関連したものに大別され,悪性腫瘍の治療に際し,両者の鑑別が重要である.
悪性腫瘍による糸球体病変は,固形腫瘍では膜性腎症が,Hodgkin病では微小変化型ネフローゼ症候群が代表的ではあるが,様々な糸球体病変が合併する可能性がある.
血栓性微小血管症では溶血性貧血,血小板減少,急性腎不全の像を呈し,その原因として固形腫瘍,造血器腫瘍,抗腫瘍薬がある.
悪性腫瘍に伴う腎障害は,腫瘍の直接的・間接的障害によるものと治療に関連したものに大別され,悪性腫瘍の治療に際し,両者の鑑別が重要である.
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