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文献概要
今月の主題 内科医ができる癌患者への対応 治療に伴う合併症への対応
下痢
著者: 小林健二1
所属機関: 1東海大学医学部消化器内科
ページ範囲:P.1524 - P.1526
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癌化学療法下の患者でみられる下痢には様々な原因がある.抗癌剤以外の原因も考えて患者を評価することが重要である.抗癌剤による下痢の場合,ロペラミドが有効である.これにより効果が認められないときや,より重症の下痢の場合には,オクトレオチドを投与する.漢方薬の半夏潟心湯がイリノテカン投与時の下痢に有効であるという報告があるが,より大規模研究での評価が待たれる.
癌化学療法下の患者でみられる下痢には様々な原因がある.抗癌剤以外の原因も考えて患者を評価することが重要である.抗癌剤による下痢の場合,ロペラミドが有効である.これにより効果が認められないときや,より重症の下痢の場合には,オクトレオチドを投与する.漢方薬の半夏潟心湯がイリノテカン投与時の下痢に有効であるという報告があるが,より大規模研究での評価が待たれる.
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