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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻9号

2001年09月発行

今月の主題 内科医ができる癌患者への対応

治療に伴う合併症への対応

下痢

著者: 小林健二1

所属機関: 1東海大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.1524 - P.1526

文献概要

ポイント
 癌化学療法下の患者でみられる下痢には様々な原因がある.抗癌剤以外の原因も考えて患者を評価することが重要である.抗癌剤による下痢の場合,ロペラミドが有効である.これにより効果が認められないときや,より重症の下痢の場合には,オクトレオチドを投与する.漢方薬の半夏潟心湯がイリノテカン投与時の下痢に有効であるという報告があるが,より大規模研究での評価が待たれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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