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今月の主題 内科医ができる癌患者への対応 治療に伴う合併症への対応
髄注の合併症
著者: 溝井令一1
所属機関: 1東京都済生会中央病院神経内科
ページ範囲:P.1532 - P.1534
文献購入ページに移動髄注の手技に伴う合併症で最も多いのは腰椎穿刺後の頭痛で,時には穿刺時に血管を偶然に傷つけ,くも膜下出血,硬膜外血腫を生じることもある.
薬剤による合併症としては,MTX,Ara-Cとも,急性化学性髄膜炎,脊髄症,白質脳症などを生じることがある.中枢神経への放射線照射を併用した際には,神経毒性が増強されやすい.一般的にAra-CはMTXに比較して毒性が弱いとされている.
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