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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻9号

2001年09月発行

文献概要

今月の主題 内科医ができる癌患者への対応 治療に伴う合併症への対応

髄注の合併症

著者: 溝井令一1

所属機関: 1東京都済生会中央病院神経内科

ページ範囲:P.1532 - P.1534

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ポイント
 髄注の手技に伴う合併症で最も多いのは腰椎穿刺後の頭痛で,時には穿刺時に血管を偶然に傷つけ,くも膜下出血,硬膜外血腫を生じることもある.
 薬剤による合併症としては,MTX,Ara-Cとも,急性化学性髄膜炎,脊髄症,白質脳症などを生じることがある.中枢神経への放射線照射を併用した際には,神経毒性が増強されやすい.一般的にAra-CはMTXに比較して毒性が弱いとされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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