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今月の主題 内科医ができる癌患者への対応 癌患者の共通問題への対応
癌患者とのコミュニケーション—告知やインフォームド・コンセントを含むリエゾンとしての内科医の役割
著者: 野口善令1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院総合診療部
ページ範囲:P.1537 - P.1540
文献購入ページに移動真実告知の判断基準となる絶対的倫理規範はないが,筆者は患者の選好を重要と考える.
末期癌患者とのコミュニケーションでは,患者が残された人生を有意義に過ごすために医療者が貢献できることを認識することが重要である.
コミュニケーションの基本は,患者に「自己の感情を医療者に聴いてもらい,しっかり受け止めてもらった」と感じてもらうことである.
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