文献詳細
文献概要
今月の主題 呼吸器薬の使い方 2002 気管支喘息
吸入抗コリン薬の適応と限界
著者: 塩谷隆信1
所属機関: 1秋田大学医療技術短期大学部・理学療法学科
ページ範囲:P.34 - P.36
文献購入ページに移動ポイント
抗コリン薬は,アセチルコリンのムスカリン受容体への結合に拮抗し,気道平滑筋を弛緩させることにより気管支を拡張させる.
現在,気管支喘息で,抗コリン薬の有用性のエビデンスが確立されているのは,β2刺激薬との併用による喘息発作治療薬(リリーバー)としての気管支拡張作用である.
抗コリン薬が有効と考えられる喘息の病態として,①老年喘息,②喘息合併COPD,③ 運動誘発性喘息,④夜間・早朝喘息などがあるが,これらの病態における抗コリン薬の有用性については今後の検証が必要である.
抗コリン薬には抗炎症作用がないことから,慢性喘息における長期治療薬(コントローラー)としての意義はない.
抗コリン薬は,アセチルコリンのムスカリン受容体への結合に拮抗し,気道平滑筋を弛緩させることにより気管支を拡張させる.
現在,気管支喘息で,抗コリン薬の有用性のエビデンスが確立されているのは,β2刺激薬との併用による喘息発作治療薬(リリーバー)としての気管支拡張作用である.
抗コリン薬が有効と考えられる喘息の病態として,①老年喘息,②喘息合併COPD,③ 運動誘発性喘息,④夜間・早朝喘息などがあるが,これらの病態における抗コリン薬の有用性については今後の検証が必要である.
抗コリン薬には抗炎症作用がないことから,慢性喘息における長期治療薬(コントローラー)としての意義はない.
掲載誌情報