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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻1号

2002年01月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 2002 免疫異常が関与する肺疾患

過敏性肺臓炎(過敏性肺炎)

著者: 三宅修司1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属病院呼吸器科

ページ範囲:P.99 - P.101

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ポイント
 過敏性肺炎は吸入抗原に対する肺の免疫反応であり,最も頻度の高い夏型過敏性肺炎はTrichosporon属の真菌が原因物質である.
 治療の基本は抗原隔離であり,入院のみでも症状は改善することが多い.入院中に自宅の腐木や床が腐っている所を改築させる.
 抗原隔離に加え,短期間ステロイド薬を投与し,早期に症状を軽快,消失させる.長期投与にならないように注意する.一方,重篤な低酸素血症をきたした症例ではステロイドパルス療法を行う.
 さまざまな物質が抗原となって急性や慢性の過敏性肺炎を発症するため,間質性肺炎の診断に際しては居住環境,生活歴,ペット歴などの詳細な病歴聴取が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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