文献詳細
文献概要
今月の主題 呼吸器薬の使い方 2002 免疫異常が関与する肺疾患
サルコイドーシス
著者: 生島壮一郎1
所属機関: 1日本赤十字社医療センター呼吸器内科
ページ範囲:P.112 - P.114
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本症は約70%の症例で2〜3年のうちに自然寛解を示す予後良好な疾患であり,無症状のBHL(bilateral hilar lymphadenopathy)の例は,基本的には経過観察のみで治療は必要ない.
ステロイド薬投与は長期にわたり,時には,一生の投与を余儀なくされることもあるため,十分なインフォームドコンセントのうえで,その後の長期管理に責任をもちうる体制を整えてから開始する必要がある.
プレドニゾロン30mg/日相当で開始し,症状改善の後,5mg/月の速度で10〜15mg/日まで減量し,約3ヵ月間維持し,以後ゆっくりと減量していく.
本症は約70%の症例で2〜3年のうちに自然寛解を示す予後良好な疾患であり,無症状のBHL(bilateral hilar lymphadenopathy)の例は,基本的には経過観察のみで治療は必要ない.
ステロイド薬投与は長期にわたり,時には,一生の投与を余儀なくされることもあるため,十分なインフォームドコンセントのうえで,その後の長期管理に責任をもちうる体制を整えてから開始する必要がある.
プレドニゾロン30mg/日相当で開始し,症状改善の後,5mg/月の速度で10〜15mg/日まで減量し,約3ヵ月間維持し,以後ゆっくりと減量していく.
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