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カラーグラフ 消化管内視鏡検査—知っておきたい基礎知識・13
胃粘膜下腫瘍
著者: 大谷吉秀1 北島政樹1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科
ページ範囲:P.171 - P.174
文献購入ページに移動粘膜下腫瘍の定義
消化管粘膜下腫瘍は,消化器内視鏡用語集によれば「粘膜よりも下方に存在する壁内病変により粘膜が挙上されて生じた隆起の総称」である1).内視鏡や消化管造影での形態診断であり,病理組織学的診断名ではない.その内訳は,GIST(gastrointestinal stromal tumor)に代表される間葉系腫瘍,嚢腫,異所性膵組織,炎症性線維性ポリープ,悪性リンパ腫,カルチノイド,脂肪腫,血管腫,粘膜下に進展する癌などが含まれる.
消化管粘膜下腫瘍は,消化器内視鏡用語集によれば「粘膜よりも下方に存在する壁内病変により粘膜が挙上されて生じた隆起の総称」である1).内視鏡や消化管造影での形態診断であり,病理組織学的診断名ではない.その内訳は,GIST(gastrointestinal stromal tumor)に代表される間葉系腫瘍,嚢腫,異所性膵組織,炎症性線維性ポリープ,悪性リンパ腫,カルチノイド,脂肪腫,血管腫,粘膜下に進展する癌などが含まれる.
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