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今月の主題 一般医も診なければならないB型・C型肝炎 C型肝炎 治療法の選択と一般医の役割
抗ウイルス療法の適応はどこまで広げてよいか
著者: 柴田実1 三田村圭二2
所属機関: 1NTT東日本関東病院消化器内科 2昭和大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1690 - P.1692
文献購入ページに移動わが国では,C型肝炎に対する抗ウイルス療法の適応は慢性肝炎に限られている.
医学的には小児慢性肝炎,急性肝炎,肝硬変,肝細胞癌,ALT正常のHCVキャリアなどの肝疾患および膜性増殖性糸球体腎炎,晩発性皮膚ポルフィリン症,本態性クリオグロブリン血症などのHCV関連肝外合併症についての適応が検討されている.
抗ウイルス療法の適応を広げる際には,最新の臨床試験の成績を根拠として,対象患者の予測される自然経過,重症度,有効性および副作用を総合的に評価して決定すべきである.
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