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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻11号

2002年10月発行

文献概要

増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 循環器薬

Ib群抗不整脈薬(キシロカイン,メキシチール,アスペノン)

著者: 大田恵子1 大江透1

所属機関: 1岡山大学大学院医歯学総合研究科循環器内科

ページ範囲:P.70 - P.71

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 Ib群薬のうち,リドカイン(キシロカイン®)・メキシレチン(メキシチール®)は,他のI群薬同様,Naチャネル遮断作用が主であるが,K電流を減少させないので活動電位持続時間は短縮する.またQT延長・QRS幅増大は通常認めない.このため他のI群薬と比べ,副作用としての心室頻拍・心室細動の頻度は少ないといわれている.アプリンジン(アスペノン®)はIb群に属するが,結合解離動態は中間型で(前二者は速い),弱いながらCa・Kチャネル遮断作用をもつ点で前二者と異なる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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