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増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 消化器薬
プロトンポンプ阻害薬(オメプラール,オメプラゾン,タケプロン,パリエット)
著者: 山口康晴1 高橋信一1
所属機関: 1杏林大学医学部第3内科
ページ範囲:P.83 - P.85
文献購入ページに移動プロトンポンプ阻害薬(PPI)は,現在われわれが使用しうる最も強力な胃酸分泌抑制薬であり,オメプラゾール(オメプラール®,オメプラゾン®),ランソプラゾール(タケプロン®),ラベプラゾール(パリエット®)の3種類が使用可能である.その適応疾患は,胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,逆流性食道炎,Zollinger-Ellison症候群である.さらにオメプラゾールおよびランソプラゾールは,消化性潰瘍に対するHelicobacter pylori(H. pylori)除菌療法における併用薬として使用が認められ,また同2剤は再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法において長期投与が認められている.
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