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増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 呼吸器薬
中枢性非麻薬性鎮咳薬(アスベリン,アストミン,メジコン,レスプレン)
著者: 北俊之1 藤村政樹1
所属機関: 1金沢大学医学部内科学第3
ページ範囲:P.140 - P.142
文献購入ページに移動一般的に,咳嗽は気道粘膜に存在するrapidlyadapting receptorやC—線維末端にある咳受容体が,化学的あるいは物理学的に刺激を受けることによって発現する.その刺激は,求心性神経の有髄のAδ線維あるいは主に気管支領域に分布している無髄のC—線維を介して延髄の孤束核に入り,以後,延髄の咳反射の統合経路を経て,各種の遠心性神経に伝えられる.中枢性鎮咳薬の鎮咳効果は,反射経路のうち咳中枢を抑制することによって生じる.非麻薬性鎮咳薬は麻薬性のものに比べ,耐性・依存性がなく,副作用も弱いという利点がある(表1).
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