icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina39巻11号

2002年10月発行

column

臨床試験成績の表現法

著者: 佐久間昭1

所属機関: 1医薬品機構治験指導部

ページ範囲:P.143 - P.143

文献概要

 イタリアの開業医148名(平均卒後年数18年)について,少々意地悪な調査をした結果がある(Lancet 343:1209-1211,1994).心臓イベントと総死亡の二重遮蔽比較試験,Helsinki Heart Study(HHS)(N Engl J Med 317:916-921,1987)が材料で,5年間に2,051例がgemfibrozil,2,030例がプラセボの投与を受け,治療群,プラセボ群でのイベントはそれぞれ56例(2.73%),84例(4.14%),総死亡はそれぞれ45例(2.19%),42例(2.07%)であった.このことから,
 ①イベントの絶対リスク減(absolute risk reduction:ARR)ARR=4.14-2.73=1.41%,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら