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増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 呼吸器薬
生薬(フスタギン,ブロチン,キョウニン水)
著者: 鈴木幸男1 竹下啓1 山口佳寿博2
所属機関: 1北里研究所病院呼吸器科 2慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科
ページ範囲:P.144 - P.145
文献購入ページに移動従来,漢方薬は重篤な副作用の頻度が少ないと信じられ,1976年には漢方薬が医薬品として認可された.しかし,1991年の小紫胡湯による間質性肺炎発症の報告2)はわれわれ医療従事者にとって衝撃的であり,生薬でもその使用にあたっては副作用および相互作用に注意を要することがあらためて喚起された.近年,医療現場における漢方薬の使用量および使用頻度は,併用も含めて増加しており,それに伴って新たな副作用や相互作用が報告されている.
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