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文献概要
増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 呼吸器薬
第2世代交感神経刺激薬(サルタノールインヘラー,ベネトリン)
著者: 川畑雅照1
所属機関: 1虎の門病院呼吸器科
ページ範囲:P.154 - P.157
文献購入ページに移動 交感神経刺激薬は,最も強力な気管支拡張作用を有し,特に気管支喘息の急性増悪時の症状軽減および運動誘発性喘息の予防に対して,有効性が確立している.慢性閉塞性肺疾患(chronicobstructive pulmonary disease:COPD)の気道攣縮の改善に対しても用いられている.
交感神経刺激薬は,作用時間から短時間作用型(イソプロテレノールなど),中時間作用型(サルブタモール,テルブタリンなど),長時間作用型(サルメテロールなど)に分類される.また,β受容体選択性から第1世代(イソプロテレノール,オルシプレナリンなど),第2世代(サルブタモール,テルブタリンなど),第3世代(フェノテロール,プロカテロール,ツロブテロールなど)に分類され,世代が進むごとにβ2受容体選択性が高くなり,β1受容体刺激による動悸や脈拍増加などの副作用が少なくなった.
交感神経刺激薬は,作用時間から短時間作用型(イソプロテレノールなど),中時間作用型(サルブタモール,テルブタリンなど),長時間作用型(サルメテロールなど)に分類される.また,β受容体選択性から第1世代(イソプロテレノール,オルシプレナリンなど),第2世代(サルブタモール,テルブタリンなど),第3世代(フェノテロール,プロカテロール,ツロブテロールなど)に分類され,世代が進むごとにβ2受容体選択性が高くなり,β1受容体刺激による動悸や脈拍増加などの副作用が少なくなった.
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