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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻11号

2002年10月発行

文献概要

増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 呼吸器薬

第2世代交感神経刺激薬(サルタノールインヘラー,ベネトリン)

著者: 川畑雅照1

所属機関: 1虎の門病院呼吸器科

ページ範囲:P.154 - P.157

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 交感神経刺激薬は,最も強力な気管支拡張作用を有し,特に気管支喘息の急性増悪時の症状軽減および運動誘発性喘息の予防に対して,有効性が確立している.慢性閉塞性肺疾患(chronicobstructive pulmonary disease:COPD)の気道攣縮の改善に対しても用いられている.
 交感神経刺激薬は,作用時間から短時間作用型(イソプロテレノールなど),中時間作用型(サルブタモール,テルブタリンなど),長時間作用型(サルメテロールなど)に分類される.また,β受容体選択性から第1世代(イソプロテレノール,オルシプレナリンなど),第2世代(サルブタモール,テルブタリンなど),第3世代(フェノテロール,プロカテロール,ツロブテロールなど)に分類され,世代が進むごとにβ2受容体選択性が高くなり,β1受容体刺激による動悸や脈拍増加などの副作用が少なくなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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