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文献概要
増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 呼吸器薬
抗コリン薬(アトロベント,テルシガン,フルブロン)
著者: 巽浩一郎1
所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院加齢呼吸器病態制御学
ページ範囲:P.164 - P.165
文献購入ページに移動 薬の副作用を考慮するにあたり,抗コリン薬(アトロベント®,テルシガン®,フルブロン®)は(経口ではなく)吸入で使用するため,全身的な副作用は軽微であるのが特徴である.しかし,投与対象となる疾患は慢性閉塞性肺疾患(chronicobstructive pulmonary disease:COPD)が主であり,そのため高齢者が多いことを考慮すると,併存疾患・併用薬剤に留意して吸入抗コリン薬を使用する必要はある.
吸入抗コリン薬は,日本呼吸器病学会が提唱しているCOPDガイドラインでは第一選択薬になっている.気管支喘息の気道閉塞に対する効果は限られているので,COPDが投与対象の主な疾患になる.
吸入抗コリン薬は,日本呼吸器病学会が提唱しているCOPDガイドラインでは第一選択薬になっている.気管支喘息の気道閉塞に対する効果は限られているので,COPDが投与対象の主な疾患になる.
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