icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina39巻11号

2002年10月発行

文献概要

増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 代謝・栄養障害薬

HMG-CoA還元酵素阻害薬(メバロチン,リポバス,ローコール,リピトール)

著者: 山田信博1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.193 - P.197

文献購入ページに移動
 近年の疫学調査によって,高脂血症,特に高コレステロール血症は,冠動脈疾患の最も重要な危険因子であることが明らかになっている.
 生体のコレステロールは,食事から吸収されるもの(約30%)と,自ら生合成するもの(約70%)に大別される.HMG-CoA還元酵素阻害薬は,後者の律速酵素である3—ヒドロキシ−3—メチルグルタリル—CoA(HMG-CoA)還元酵素を阻害することによって,肝細胞内のコレステロール含有量を減少させる.肝細胞は細胞内のコレステロール含有量維持のためにLDL受容体を増加させ,LDLの肝への取り込みを増加させて,結果として血中のLDLを低下させる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら