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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻11号

2002年10月発行

文献概要

増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 代謝・栄養障害薬

スルホニル尿素薬(オイグルコン,ダオニール,グリミクロン,アマリール)

著者: 柳澤克之1 小池隆夫1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科分子病態制御学講座/第2内科

ページ範囲:P.214 - P.216

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 スルホニル尿素薬(以下SU剤)は最も古くから糖尿病治療に用いられており,単剤での使用で最も血糖降下作用の強い経口糖尿病薬である.SU剤の主作用は,膵β細胞を刺激して内因性インスリンの分泌を促進することによって,血糖を下げることである.また,抗脂肪分解作用により血中遊離脂肪酸,中性脂肪の低下などが認められている.最も新しいSU剤であるグリメピリド(アマリール®)は,インスリン分泌作用はグリベンクラミド(ダオニール,オイグルコン®)に比べやや劣るが,血糖降下作用はほぼ同等であり,これはインスリン感受性改善などの膵外作用や肝内への糖の取り込み促進作用によるものと考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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