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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻11号

2002年10月発行

増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用

代謝・栄養障害薬

α—グルコシダーゼ阻害薬(ベイスン,グルコバイ)

著者: 小沼富男1 河盛隆造2

所属機関: 1東京都江東高齢者医療センター糖尿病・内分泌内科 2順天堂大学医学部内科・代謝内分泌学

ページ範囲:P.221 - P.224

文献概要

 α-グルコシダーゼ阻害薬は,小腸からの糖の吸収を遅らせることによって,2型糖尿病の初期にみられる食後の血糖上昇を抑制し,「ブドウ糖毒性」によるインスリン分泌能およびその感受性の低下を改善させる.それは,糖尿病性網膜症,腎症,神経障害だけでなく,高脂血症,高血圧,肥満,動脈硬化などの発症・進展を抑えることにつながる.
 本剤は単独投与だけでなく,他の経口血糖降下薬またはインスリンとの併用が有効である.現在市販されているのは,アカルボース(グルコバイ®)とボグリボース(ベイスン®)である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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