icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina39巻11号

2002年10月発行

文献概要

増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 感染症薬

セフェム系第3世代(ロセフィン,クラフォラン,セフォタックス,モダシン,マキシピーム,セフゾン,フロモックス)

著者: 武田多一1 武田裕子2

所属機関: 1琉球大学医学部救急医学 2琉球大学医学部附属病院地域医療部

ページ範囲:P.396 - P.398

文献購入ページに移動
適応
(1)グラム陰性菌に対して特に強い抗菌作用を有し,院内感染や多剤耐性菌による感染症で用いられる.腸球菌あるいはMRSAには無効である.嫌気性菌には中等度の効果が期待される.しかし,同じ第3世代であっても緑膿菌や腸内細菌科Enterobacteriaceae(大腸菌,クレブシエラ,プロテウス,エンテロバクター,セラチアなど)に対する抗菌力には差がある.感染部位,患者の状況から起因菌を予測し,各施設の起因菌感受性パターンに合わせて適切な抗菌薬を選択する.抗菌薬は,細菌培養・感受性検査結果をみて変更する.
(2)セフトリアキソン(CTRX:ロセフィン®)を除くと,グラム陽性菌感染症の第一選択薬として使用されることは通常ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら