icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina39巻11号

2002年10月発行

文献概要

増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 解熱・鎮痛・向精神薬

ベンゾジワゼピン系(超短時間〜短時間型)/非ベンゾジワゼピン系睡眠薬(マイスリー,ハルシオン,アモバン,レンドルミン,リスミー,ロラメット/エバミール)

著者: 中島亨1

所属機関: 1杏林大学医学部精神神経科学教室

ページ範囲:P.473 - P.477

文献購入ページに移動
 薬物は一般には作用の持続時間が長いほうが長所となることが多いが,睡眠薬では眠っている間だけ効果が持続することが理想であるため,薬物の体内への蓄積性および効果の持続時間という観点から,特に生物学的半減期(半減期)による分類がなされている.すなわち,本稿で述べる超短時間〜短時間型の睡眠薬は,両者とも体内への蓄積性はなく,超短時間型(半減期6時間以内)では翌朝起床時に効果はかなり消失し,短時間型(半減期6〜12時間)では翌日入眠時に効果はほとんど消失している薬物であると定義される.
 ここでは,短時間〜超短時間作用型の睡眠薬であるゾルピデム(マイスリー®),トリアゾラム(ハルシオン®),ゾピクロン(アモバン®),プロチゾラム(レンドルミン®),リルマザホン(リスミー®),ロルメタゼパム(ロラメット®,エバミール®)について,主として各薬剤のインタビューフォームを元に概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら