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増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用 解熱・鎮痛・向精神薬
ベンゾジアゼピン系(長時間型)(セルシン,ホリゾン,セパゾン,レスタス)
著者: 中原理佳1 張賢徳1
所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院精神神経科
ページ範囲:P.482 - P.483
文献購入ページに移動1.適応
ベンゾジアゼピン系薬物は,①不安や緊張を速やかに軽減させる作用のほか,②催眠・鎮静作用,③抗痙攣作用,④筋弛緩作用,⑤自律神経調節作用などが期待でき,また比較的副作用が少ないことから,精神科に限らず,日常診療において広く使用されている.適応となる疾患としては,下記のようなものが挙げられる.
(1)不安障害:パニック障害,社会恐怖,強迫性障害など.
(2)うつ病性障害
(3)心身症:過敏性腸症候群,胃・十二指腸潰瘍,高血圧など.
(4)筋骨格系疾患:肩こり,緊張性頭痛,書痙など.
(5)手術や検査時の不安・緊張の軽減
(6)不眠
(7)痙攣,てんかん重積発作
(8)アルコール依存症の離脱症状
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