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文献概要
今月の主題 画像でせまる呼吸器疾患 画像でせまる呼吸器疾患 腫瘍性疾患
小細胞肺癌
著者: 小倉高志1
所属機関: 1神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器科
ページ範囲:P.1881 - P.1883
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小細胞肺癌の画像診断においては,外科的適応の検討ではTNM分類でstageIを拾い上げること,化学療法・放射線療法の検討では限局型と進展型の病期を正確に決定することが重要.
肺門型小細胞癌は,粘膜上皮の下に浸潤して気管支上皮を保ったまま進展するので,扁平上皮癌と違い,閉塞性肺炎・無気肺を伴わないことが多い.
末梢型小細胞癌は,辺縁明瞭で,周囲組織へ圧排傾向強い結節影を呈することが多い.小型でも,リンパ節転移しやすい.
小細胞肺癌の画像診断においては,外科的適応の検討ではTNM分類でstageIを拾い上げること,化学療法・放射線療法の検討では限局型と進展型の病期を正確に決定することが重要.
肺門型小細胞癌は,粘膜上皮の下に浸潤して気管支上皮を保ったまま進展するので,扁平上皮癌と違い,閉塞性肺炎・無気肺を伴わないことが多い.
末梢型小細胞癌は,辺縁明瞭で,周囲組織へ圧排傾向強い結節影を呈することが多い.小型でも,リンパ節転移しやすい.
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