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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻12号

2002年11月発行

今月の主題 画像でせまる呼吸器疾患

画像でせまる呼吸器疾患 感染性疾患

肺非定型抗酸菌症

著者: 露口一成1 井上義一1 鈴木克洋1 坂谷光則1

所属機関: 1国立療養所近畿中央病院内科

ページ範囲:P.1920 - P.1923

文献概要

ポイント
肺非定型抗酸菌症(非結核性抗酸菌症)の画像所見は,肺結核症に比してある程度の特徴もあるが区別できないことも多く,診断にあたっては菌を証明して同定を行うことが重要である.
肺M.avium complex(MAC)症の代表的な画像所見として,肺尖部に好発し空洞を伴う結節を主体とするタイプと,中葉舌区に好発し小結節と気管支拡張を主体とするタイプの2つがある.
肺M.kansasii症の画像所見は,肺尖部に好発し空洞を有することが多く,肺結核症に類似している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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