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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻12号

2002年11月発行

文献概要

今月の主題 画像でせまる呼吸器疾患 画像でせまる呼吸器疾患 びまん性肺疾患

特発性間質性肺炎

著者: 野間恵之1 田口善夫2 小橋陽一郎3

所属機関: 1天理よろづ相談所病院放射線科 2天理よろづ相談所病院呼吸器内科 3天理よろづ相談所病院病理部

ページ範囲:P.1924 - P.1930

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 間質性肺炎の歴史は,慢性で原因のわからないものを特発性として,通常型(usual interstitial pneumonia:UIP),剥皮型(desquamative interstitial pneumonia:DIP),細気管支型(bronchiolitis obliterans-interstitial pneumonia:BIP),リンパ球性(lymphoid interstitial pneumonia:LIP),巨細胞型(giant cell interstitial pneumonia:GIP)の5つに分けたLiebowの分類に始まる1)
 その後,間質性肺炎の分類は紆余曲折を経てATS/ERS(米国胸部疾患学会・ヨーロッパ呼吸器病学会)のコンセンサス・ステートメントにまとめられてきた2)(表1).しかしながら表1を見ればわかるように,「特発性」の名のもとに,はっきりしたetiologyのわかっているrespiratory bronchiolitis interstitial lung disease(RBILD)などが入れられていることを見ても,分類に混乱のあることがわかる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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