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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻12号

2002年11月発行

文献概要

今月の主題 画像でせまる呼吸器疾患 画像でせまる呼吸器疾患 その他の肺疾患

希少疾患のCT像

著者: 赤宗明久1 池添潤平2

所属機関: 1松山市民病院放射線科 2愛媛大学医学部放射線科

ページ範囲:P.1960 - P.1963

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ポイント
肺好酸球性肉芽腫症および肺リンパ脈管筋腫症による嚢胞性病変を肺気腫による変化と区別するには,嚢胞壁がCT上同定されるか否かが重要である.
肺好酸球性肉芽腫症と肺リンパ脈管筋腫症の鑑別は,嚢胞性病変の肺内分布の相違と結節影の有無である.
肺胞蛋白症のHRCT像として,いわゆる“craze paving appearance”が特徴的であるが,この所見は肺胞蛋白症以外の疾患でも認められることがあるので注意が必要である.
肺胞微石症の診断は臨床症状と画像所見の乖離が重要であるが,CT所見としては,肺野条件で認められた小粒状影が縦隔条件で石灰化像として認識されることが特徴である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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