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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻12号

2002年11月発行

文献概要

新薬情報・26

臭化水素酸エレトリプタン(レルパックス®錠20mg)

著者: 越前宏俊1

所属機関: 1明治薬科大学薬物治療学

ページ範囲:P.2016 - P.2018

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適応■(国際頭痛学会の診断基準に合致する)片頭痛の治療.予防投与は適応となっていない.
用法・用量■通常,成人にはエレトリプタンとして1回20mgを片頭痛発現時に経口投与する.効果が不十分な場合には投与後2時間以上経てば20mgを追加できる.ただし,1日総量の上限は40mg.また,初回に40mgを要した場合には次回から40mgで投与開始可能.同薬は末梢血管収縮作用があるため,虚血性心疾患や,脳血管障害,一過性脳虚血発作の既往歴をもつ患者,コントロール不良の高血圧症患者では禁忌であり,重度の肝障害患者(動態の項目参照),エルゴタミン薬やHIVプロテアーゼ阻害薬(相互作用の項目参照)服用患者でも禁忌である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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