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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻13号

2002年12月発行

文献概要

演習 腹部救急の画像診断・6

ハンドル外傷による心窩部痛

著者: 葛西猛1 郡太郎1 不動寺純明1 八代直文2

所属機関: 1亀田総合病院救命救急科 2亀田総合病院放射線科

ページ範囲:P.2163 - P.2167

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Case
症例:40歳,男性.
現病歴:2002年8月11日17時頃,軽自動車運転中ガードレールに激突し,ハンドルで心窩部を打撲.エアバッグは作動したが,シートベルトは装着していなかった.患者は呼吸苦と上腹部痛を訴えていた.
現症:血圧120/90mmHg,脈拍数104/min,呼吸数40/mini.意識清明.左下部肋骨部に圧痛,上腹部に圧痛と筋性防御を認めた.
緊急検査:WBC 23,500/μl,AST 382IU/H,ALT 326IU/l,LDH 1,182IU/l,CK 165IU/l(MB 42),血清アミラーゼ 214IU/l,Pao2 85.7mmHg,Paco2 34.6mmHg,BE-5.9mEq/l.胸部X線写真:左第12肋骨骨折.胸部CT:異常所見なし.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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