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今月の主題 臨床栄養Update 疾患別栄養評価とその対策
Crohn病
著者: 日比紀文1 岡本真紀代1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科
ページ範囲:P.238 - P.240
文献購入ページに移動Crohn病において,成分栄養法は緩解導入に有効な治療であり,また維持療法としても,病態の活動性や生活のスタイルに合わせて効果的に行える.
成分栄養剤は窒素源が精製アミノ酸であることより,食事抗原が排除され免疫異常反応が起こらないこと,脂肪が少量であるため腸管の安静が保たれることが治療効果に関与している.
Crohn病の食事療法の原則は,低脂肪で,十分なエネルギーを摂り,刺激物を避けることである.
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