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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻2号

2002年02月発行

今月の主題 臨床栄養Update

欠乏症の診断のポイントと治療

セレン,クロム,マンガン

著者: 松枝啓1 有賀元1 天野智文1

所属機関: 1国立精神・神経センター国府台病院消化器科

ページ範囲:P.288 - P.291

文献概要

ポイント
 微量元素は食物連鎖により供給されているため,長期にわたる経静脈栄養や経腸栄養では,微量元素の欠乏症が起こる可能性が高い.
 微量元素の欠乏は重篤な合併症をもたらすが,特にセレン欠乏症では心筋障害を起こすため,注意が必要である.
 微量元素欠乏症は,微量元素の血清レベルと体内貯蔵量が相関しないため診断に困難を伴うことが多く,臨床的症状から欠乏症を推測するとともに,予防的処置を行うことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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