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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻2号

2002年02月発行

文献概要

今月の主題 臨床栄養Update 生活習慣と消化器疾患

膵炎の成因,発症後の食事・アルコール

著者: 柳町幸1 丹藤雄介1 中村光男2

所属機関: 1弘前大学医学部第3内科 2弘前大学医学部保健学科

ページ範囲:P.310 - P.313

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ポイント
 膵炎の成因ではアルコールが最も高頻度であるが,アルコール多飲歴に加え,高脂肪・高蛋白食も膵炎のリスクファクターである.
 急性膵炎は膵組織が修復されるまでの期間(2〜6ヵ月間),30g/day以下の脂肪制限を行う.
 慢性膵炎代償期では,疼痛消失時は積極的に食事エネルギーを増加させる.一方,非代償期は十分量の消化酵素製剤の投与と40〜60g程度の脂肪摂取が必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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