文献詳細
今月の主題 わかりやすいゲノム・再生医療の基礎・現状・展望
ゲノム医療の現状
遺伝子治療の実際と国内外の現状
著者: 小澤敬也1
所属機関: 1自治医科大学内科学講座血液学部門,輸血・細胞移植部,分子病態治療研究センター遺伝子治療研究部
ページ範囲:P.429 - P.431
文献概要
X連鎖重症複合免疫不全症に対する造血幹細胞遺伝子治療が成功した.
血友病Bに対する遺伝子治療は一部の例で効果を認めたが,さらに改良が必要である.
心血管病変などの慢性疾患に対する遺伝子治療が今後増えていくものと予想される.
日本でも癌に対する遺伝子治療を中心に臨床研究が活発化しつつある.
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