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今月の主題 わかりやすいゲノム・再生医療の基礎・現状・展望 ゲノム医療の展望
SNPに基づくHelicobacter pyloriの治療
著者: 古田隆久1 白井直人1 杉本光繁1
所属機関: 1浜松医科大学第1内科
ページ範囲:P.436 - P.440
文献購入ページに移動肝のCYP2C19にはSNPによる遺伝子多型が存在し,プロトンポンプインヒビター(PPI)の代謝,酸分泌抑制効果に個人差が生じる.
H. pyloriは,23S rRNAのSNPによってclarithromycinに対して耐性を獲得する.
PPIと抗生物質によるH. pyloriの除菌の成否は,CYP2C19の多型とH. pyloriの抗生物質感受性に依存し,これらを事前に検査して治療計画を立てることが有用である.
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