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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻3号

2002年03月発行

文献概要

新薬情報・20

メシル酸イマチニブ(グリベック®)カプセル100mg

著者: 越前宏俊1

所属機関: 1明治薬科大学薬物治療学

ページ範囲:P.556 - P.558

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適応■慢性骨髄性白血病(chronic myelocyticleukemia:CML).日本の添付文書では染色体検査〔Philadelphia染色体(Ph)陽性を指すと思われる〕および遺伝子検査(Bcr-Abl遺伝子陽性を指すと思われる)によりCMLと診断された患者に限ると注意がある.一方,米国では,すべての病期のCMLでインターフェロンαに不応の患者とされている.
用法・用量■成人には,慢性期のCMLに対しては1日1回イマチニブ400mgを食後に経口投与する.なお,臨床反応により1日1回600mgまで増量可能とされる.一方,移行期または急性転化期には1日1回600mgから開始し,適宜1日800mg(400mgを1日2回)まで増量できる.副作用として血小板や白血球減少症が発現した場合の減量ガイドラインは添付文書に与えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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