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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻4号

2002年04月発行

文献概要

今月の主題 動脈硬化と高脂血症 注意すべき病態と治療

腎障害時の高脂血症治療

著者: 笈田耕治1

所属機関: 1福井医科大学内科学第3

ページ範囲:P.658 - P.660

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ポイント
 ネフローゼ症候群では高LDL-C血症が必発であり,慢性腎不全や透析患者では高TG血症,低HDL-C血症が多く,Lp(a)は増加する.
 腎疾患では動脈硬化性疾患の合併頻度が高く,その理由の一つに高脂血症の存在が考えられる.
 脂質代謝異常によって腎機能低下をきたす疾患として,LCAT欠損症とリポ蛋白糸球体症がある.
 横紋筋融解症がフィブラート系薬やスタチン系薬の副作用として重要であり,特に腎機能低下例では注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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