文献詳細
文献概要
今月の主題 腸疾患診療のノウハウ 診断のための検査法
検便
著者: 藤谷幹浩1 高後裕1
所属機関: 1旭川医科大学第3内科
ページ範囲:P.768 - P.770
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便潜血反応検査は,化学法と免疫法に大別される.化学法は全消化管の出血を,免疫法は主に下部消化管の出血を反映する.
化学法では動物のHbや鉄剤などの薬剤により偽陽性を生じることがある.免疫法では洗浄剤の混入により偽陰性を生じやすい.
便細菌学的検査および寄生虫検査では,検査前に目的菌(寄生虫)をできるだけ絞り込んでおく.
便細菌学的検査の結果を正しく解釈するには,検出された菌が常在菌か否か,血清型や毒素産性の有無はどうか,について十分考慮する必要がある.
便潜血反応検査は,化学法と免疫法に大別される.化学法は全消化管の出血を,免疫法は主に下部消化管の出血を反映する.
化学法では動物のHbや鉄剤などの薬剤により偽陽性を生じることがある.免疫法では洗浄剤の混入により偽陰性を生じやすい.
便細菌学的検査および寄生虫検査では,検査前に目的菌(寄生虫)をできるだけ絞り込んでおく.
便細菌学的検査の結果を正しく解釈するには,検出された菌が常在菌か否か,血清型や毒素産性の有無はどうか,について十分考慮する必要がある.
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