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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻5号

2002年05月発行

文献概要

今月の主題 腸疾患診療のノウハウ 日常よくみられる疾患

虚血性腸炎

著者: 佐々木大輔1

所属機関: 1弘前大学保健管理センター

ページ範囲:P.810 - P.811

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ポイント
 原因不明の腸管の虚血による壊死性病変をいう.
 病型は壊疽型および非壊疽型に分ける.
 大腸内視鏡検査のなかの0.1〜1.0%にある.
 高齢者に多いが,若年発症もある.
 好発部位は左側結腸である.
 最も多い症状は腹痛,下痢,血便である.
 内視鏡は診断の確定にきわめて有用であり,できるだけ早期に実施する.
 非壊疽型は保存的療法を主体とする.壊疽型は手術が適応であるが,死亡率は約50%である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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