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文献詳細

雑誌文献

medicina39巻5号

2002年05月発行

文献概要

今月の主題 腸疾患診療のノウハウ 鑑別すべき重要な疾患

アメーバ赤痢

著者: 向林知津1 有井研司1 一瀬雅夫1

所属機関: 1和歌山県立医科大学第2内科

ページ範囲:P.851 - P.852

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ポイント
 アメーバ赤痢は近年増加傾向を認め,性行為感染が主な要因の一つとされている.
 慢性型では粘血便,下痢,腹痛,発熱などの症状を呈し,炎症性腸疾患(特に潰瘍性大腸炎),過敏性腸症候群などとの鑑別が重要である.
 診断にあたっては,病変の分布および典型的な内視鏡像をよく理解し,その所見より本症を疑うことが大切であり,確定診断にはアメーバを標的とした検査,特に内視鏡下生検組織の病理学的検査と免疫学的血清反応が有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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