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カラーグラフ 消化管内視鏡検査—知っておきたい基礎知識・17
大腸ポリープ
著者: 佐竹儀治1 町田マキヨ1 益満博2
所属機関: 1田坂記念クリニック 2ますみつ消化器科
ページ範囲:P.883 - P.886
文献購入ページに移動大腸ポリープとは,大腸の粘膜面に隆起を形成する良性の上皮性病変の総称である.粘膜下腫瘍は非上皮性病変であるから,内視鏡的にそれとわかる病変に対しては大腸ポリープとは呼ばない.また,形態的特徴から悪性と診断できる病変も最初から大腸癌と診断する.しかし病理組織診断によらなければ癌であることがわからない病変も少なくないので,これらの早期癌が摘除前に大腸ポリープと診断されることは少なからずありうる.
このように大腸ポリープとは,病理検査後にいろいろと質的診断される隆起性病変の確定診断以前の臨床診断名である.
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